東京都渋谷区に鎮座する「豊栄稲荷神社(とよさかいなりじんじゃ)」に御朱印をいただきに行ってきました。
無人の神社だけど御朱印はいただけるし、歴史的にご利益が凄い稲荷神社のような気がする!
ではさっそく、無人の神社だけどいただける御朱印情報・豊栄稲荷神社について(歴史とご利益)・境内の様子などの順でご紹介していきます。
豊栄稲荷神社の御朱印情報
今回いただいた御朱印はこちら↓

直書きの御朱印は正式な文字?旧字体で「豐榮稲荷神社」と記されてあります。
隣に鎮座している「金王八幡宮」で御朱印をいただけます。
金王八幡宮について詳しい情報はこちら↓
御朱印をいただける時間帯もご確認ください。
豊栄稲荷神社について
道を挟んだ隣には金王八幡宮が鎮座しており、現在は金王八幡宮の兼務所となっています。
鎌倉時代の頃、渋谷八幡宮(現在の金王八幡宮)を祀った渋谷家の祖である河崎基家のひ孫(高重)により祀られたと伝えられている。
もとは渋谷駅近くに創建され、江戸時代の頃は「堀ノ外稲荷」と称されていたが、その後「田中稲荷」と称されるようになった。
昭和27年(1952年)に豊澤稲荷神社を合祀し、昭和36年(1961年)現在の地に移り「豊栄稲荷神社」となった。
(いただいたご由緒書きより一部抜粋)
昭和27年(1952年)に合祀した豊澤稲荷神社は元猿楽町京極家の下屋敷内に祀られていたが、明治初期に道玄坂上に移し中豊澤にあった多くの稲荷神社を合祀したと伝えられている。
これは多くの稲荷大神が豊栄稲荷神社に祀られており、ご利益が凄そうだ!
御祭神と御神徳
宇迦之御魂神
(田中稲荷大神)
(豊澤稲荷大神)
家内安全・家運隆昌・商売繫昌・開運厄除け・子授安産など私たちの生活の守り神、産霊(むすび)の神として古くから御神徳が高く崇敬されている。
豊栄稲荷神社!境内の様子(見どころ)
小さな稲荷神社ですが、見どころを含め境内の様子をご紹介していきます。
正面入り口から境内へ
実は隣にある金王八幡宮から参拝した場合、横にある鳥居から道に出ると豊栄稲荷神社の横から境内に入る入り口があります。
(金王八幡宮にある横の鳥居については、御朱印情報で添付したサイトでご確認ください)

しかし、
簡単に横から境内に入るのではなく!矢印の方向に少し歩いて正面入り口から入りましょう。
また、この道は渋谷駅からグーグルナビで歩いて来たときに私は通りました。
正面入り口となる鳥居はこちら↓

右手に社号標があり、横の道の隣に金王八幡宮があります。
石段の上には石の鳥居があります。

中央には百度石がありますよ。
そしてその先には稲荷神社らしい朱塗りの鳥居がずらりと並んでいます。
あっ!石の鳥居をくぐると左手に手水舎があるので身を清めてから先に進みましょう。
(しかし、参拝時は利用できない状態でした)
参道途中の様子
朱塗りの鳥居がずらりと並ぶ左手には藏脩館(ぞうしゅうかん)があります。

研修道場のようです。
曜日によって色々な事で使用われており、地域の人々に解放されている建物のようです。
そして右手には江戸時代中期の庚申石塔が11基並んでいます。
元田中稲荷神社の境内にあった庚申塔を移転したそうです。
三猿が刻まれているものが結構あります。
立派な社殿だけど渋谷だね
稲荷神社らしい朱塗りの立派な社殿です。

社殿前にいる狛狐さんはちょっと怖い表情をしております。
しかし風景は渋谷です。

奥には大きなビルが立ち並び、これはこれでよい感じだね。
拝殿に掲げられている扁額には「豊栄稲荷神社」と書かれてありますが、ちょっと開いている拝殿の中に掲げられている扁額には豊栄稲荷神社と称す前の稲荷神社「田中稲荷大神・豊澤稲荷大神」と記されてあります。
何か個人的にホッコリ!
社殿の左手には授与所と思われる建物がありますが、ほぼ閉まっており御朱印は諦めないで隣の金王八幡宮でいただきましょう。
豊栄稲荷神社の基本情報・アクセス・駐車場
住所:東京都渋谷区渋谷3-4-7
お問い合わせ先:兼務社である金王八幡宮(03-3407-1811)
電車の場合
JR・東京メトロ・東急東横線・田園都市線・京王井の頭線「渋谷駅の出口C1」より徒歩約5分
車の場合
無料駐車場は無いので近くのコインパーキングを利用
最後に
無人の稲荷神社ですが、何だろ?圧を感じる力の強い稲荷神社のような気がします。
(そうだよね~。渋谷に鎮座していた稲荷社が合祀されておりますから)
参拝に訪れるときっと同じ気持ちになると思います。
無人の神社だけど参拝後はお隣に鎮座する「金王八幡宮」で御朱印をいただきましょう。

