金王八幡宮の御朱印!歴史とご利益と境内の様子を見逃すな!

拝殿とビルの風景

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東京都渋谷区に鎮座する「金王八幡宮(こんのうはちまんぐう)」に御朱印をいただきに行ってきました。

何と!渋谷の地名発祥に関わる神社です。

ではさっそく、御朱印情報・金王八幡宮について(ご利益)・境内の様子(見どころ)などの順でご紹介していきます。

参拝前の参考になるように記録してあるのでお見逃しなく!

金王八幡宮の御朱印

今回いただいた御朱印はこちら↓

通常御朱印

通常御朱印

初穂料:参拝時は直書き300円

御朱印をいただける時間帯:9:00~17:00
御朱印をいただける場所:社殿右手にある社務所

社務所の風景

あっ!社務所の右側に宝物殿があります。

宝物殿中の様子

(撮影許可は得ております)

9:00~16:30まで拝観自由

左上に掲げられてある歴史を感じる扁額!八幡宮の八の字が可愛い鳩になっていますよ。

金王八幡宮について

寛治6年(1092年)正月15日に鎮座

ご由緒

河崎基家は後三年役(1083年~1087年)源義家の軍に300騎余を従え一番に参向して功を成した。
義家はこの勝利は基家の崇拝する八幡神の加護なりと渋谷城内に寛治6年(1092年)に勧請した。
基家の子である重家は堀河天皇より渋谷の姓を賜り、これが渋谷の地名の発祥のとされる。
当初は「八幡宮」または「渋谷八幡宮」と称していたが、金王丸の名声により「金王八幡宮」と称されるようになった。
(金王丸については境内の様子で記録しております)

御祭神は八幡さまと親しまれ武運の神として崇敬されている
応神天皇(品陀和気命)です。

八幡大神は「文武の神」「平和の神」「母子の神」「子受・安産・子育ての神」として古くから信仰されています。

しかし!

金王八幡宮ではそれだけではなく「福徳開運」「厄除」「良縁」、そして特に「渡航交通安全の神」として御神徳が高い神様です。

金王八幡宮!境内の様子(見どころ)

参拝前の参考になるように境内の様子を見どころも含めご紹介していきます。

大鳥居から神門へ

渋谷駅から歩いて来ると大鳥居を見逃しやすいので気を付けて!

「金王神社前」の交差点に大鳥居があります。

大鳥居正面の風景

大きな立派な鳥居です。

鳥居を過ぎて歩いて行くと左手に神輿庫があり、突き当りには社号標があります。

境内入り口の風景

境内入り口!

石段をのぼると鳥居がありその先に神門があります。

二の鳥居と神門の風景

立派な神門

江戸時代中期に建立され、改修されつつ現存しており、都内でも代表的な建物の一つである。
(渋谷区の有形文化財に指定されている)

神門から社殿まで真っすぐな参道

神門をくぐると威厳を感じる社殿が突き当りにあります。

参道の先にある社殿の風景

社殿の前には歴史を感じる狛犬さんがいます。

やはり渋谷!参道から境内には大きな木もあり緑豊かといった感じですが、奥には高いビルが並んでいます。

あっ!神門を過ぎると左手に手水舎があるので、身を清めてから先に進みましょう。

そして本来なら参拝が先なのですが、分かりやすく参道両脇にある見どころを先にご紹介していきます。

まず神門を過ぎるとすぐ右手に凄い木があります。

御神木の様子

御神木!凄い状態でも頑張っております。

左手の手水舎の先には境内社が2社並んでおります。

境内社が並ぶ風景

左手は御嶽神社(みたけじんじゃ)
御祭神:櫛眞知命・大己貴命・少名毘古那命・日本武尊
開運・商売繫昌の神として客商売を営む人々の信仰を集め、また古来より武道守護の神として武士の信仰を集めて来きた。

社の前にいる狛犬さん!前髪パッツンで愛嬌がありますよ。

そして旗がずらりと並んでいる先にあるのは、
玉造稲荷神社(たまつくりいなりじんじゃ)
御祭神:宇賀御魂命
農耕と諸産業に御神徳があります。

そして隣には立派な神楽殿があります。

神楽殿正面の風景

参道の右手には先ほどご紹介した社務所があります。

凄い社殿と周辺

さて、拝殿で参拝です。

社殿正面の風景

いざ参拝と思って社殿(拝殿)に近づいたら、思っていたより凄い!

この社殿は徳川家光が三代将軍に決定した慶長17年(1612年)教育役であった青山忠俊と乳母春日局により造営され、その後たびたび修理が行われているが江戸時代初期の建築様式を現存している。
(渋谷区の有形文化財に指定されている)

拝殿両脇の彫刻には意味がある!
右側:獏は世の安寧(心が穏やかになる)
左側:虎は正しいまつりごとへの祈りが込められている。

拝殿の左手に石が置かれてあり、力石にしては形がヘンだな?と思ったら、渋谷城の砦(とりで)の石だそうです。
(説明書きがあるのでご確認くださいませ)

右手を進んで行くと石段があり鳥居があります。

横の鳥居の風景

(一度出てからの撮影)

境内入り口にあった社号標の前の道を左手に進むとこの鳥居があり、実は渋谷駅から来た時にこちらの鳥居を通り過ぎて正面入り口に行きました。

さて、拝殿の右手には金王桜!

桜の木がある風景

長州緋桜(ちょうしゅうひざくら)という珍しい品種の桜です。
(渋谷区の天然記念物に指定されている)

金王桜は源頼朝が金王丸の誠忠を偲び名付けて植えたそうです。

見逃してはいけない境内社

実は神門をくぐって御神木がある右手奥に見逃してはいけない境内社があります。

金王丸御影堂

金王丸御影堂(こんのうまるみえいどう)・金王丸社

御祭神:渋谷金王丸常光(しぶやこんのうまるつねみつ)
保元の乱出陣のさいに、自分の姿を彫刻して母に残した木像が納められています。
気になるのが社名にもなっている「金王丸」という人物!

渋谷金王丸常光(しぶやこんのうまるつねみつ)は渋谷平三重家の子ですが、重家には子がいなく夫婦で当八幡宮に祈願を続けると、金剛夜叉明王が妻の胎内に宿る霊夢をみて立派な男の子を授かった。
そして、金剛夜叉明王の上下の文字をいただき「金王丸」と名付けた。

金王丸は武勇に勝れ源義朝・頼朝に仕えた。

毎年3月最終土曜日に開帳されます。

金王八幡宮!基本情報・アクセス・駐車場

住所:東京都渋谷区渋谷3-5-12
お問い合わせ先:03-3407-1811

電車の場合
JR・東京メトロ・東急東横線・田園都市線・京王井の頭線「渋谷駅の出口C1」より徒歩約5分

車の場合
参拝者専用の無料駐車場は無いので近くのコインパーキング利用

最後に

金王八幡宮の社殿は凄かったし、歴史(由来)を知ると凄い八幡宮だということも分かります。
参拝前に由来やご利益を知ってから参拝することって大事だよ!

社務所の対応ですが、社務所に行くとすぐに対応してくれる人が奥から来てくれて、御朱印を受け取る時に色々聞いても丁寧に対応してくださります。(出会いに感謝)